Red Hatがkvmを支配化に

かねてからまことしやかに噂されていたが,ついに,Red HatがQumranetを買収したとのこと.
Red Hat acquires Qumranet, suddenly becoming a key virtualization player

#最近,VMMに関する技術動向をウォッチしていなかった...
これにより,VMMを取り巻く業界のパワーバランスが変化するのだろうか?

今後の注目すべき点は以下か.

  • Red Hatxenからkvmへと軸足を完全にシフトしたがNovelはどうするか?
  • Red Hatが本格的にVDI市場に参入することで,VDIはキャズムを越えることができるか?
  • RHEL依存ベンダーはどうする?例えば,OracleXenベースのOracle VMでサービスしているがどうするか?
    • Oracle Unbreakable LinuxRHEL互換で(つまりはRHEL依存と認識しているが...),当のRed Hatkvmに移行する.その中で,Xenも開発・サポートし続けるのか?
  • サーバセグメントにおいて,Hyper-V, VMware(ESX-i, ESX), Xen, kvm等どういうポジショニングに落ち着くのか? デスクトップ・ノート等ではどうか?開発環境向けとしてはどうなるか?

Red Hatは,特に,オープンコミュニティやデベロッパらの考えも勘案し,うまくエコシステムをドライブしているように思える.

また,OpenVZ などに代表されるコンテナ式はどうなった?

以上,まとまりに欠けるが雑感.